戦神の後継者

主な登場人物

国連軍セントラルチーム

 セントラルチームは国連軍総司令官直属の部隊で、司令官はヒューラ・小野川・ライズ中将。本部基地は地球と月のほぼ中間に位置し、軍事基地と高度科学技術研究施設の両面を備える。
 基地の職員は約1000名、その9割は技術開発部門で国連科学局および関連機関からの出向者が占め、戦闘部門に属するのは1割にすぎない。戦闘要員「チーム・メンバー」として高度の戦闘能力をもつサイボーグ兵20名を擁し、他の戦闘部門職員は彼らの作戦行動のバックアップを主な任務としている。

《原田 晶子(はらだ しょうこ)/アイシャー》

本作品の主人公。入隊時23歳。
大学4年時に国連軍セントラルチームのサイボーグ兵となる。深層意識に強烈な好戦性を秘めているものの、基本的に戦闘行為に嫌悪感を抱く平和主義者。

《フィリシー》

チーム・メンバーで射撃の名人。本名リエル・ミケード。入隊時26歳。
他人とあまり関わりたがらないので無愛想な印象を与えがちだが、任務は確実にこなすトップソルジャー。作戦行動中は主にアイシャーとペアを組む。アメリカ合衆国議会議員の息子。

《ラヌエラ》

チーム・メンバーの最年少で陽気な男。本名フェリアン・ディートル。入隊時20歳。
元フィリピン・セブ島の海洋ガイドで、実家は貧困層に属する。両親が働くホテルのオーナーの跡取りの代わりに国連軍に差し出された。

《ヒューラ・小野川(おのがわ)・ライズ》

セントラルチーム基地司令官、中将。50代。
40代の頃から本任についている非常に優秀な軍人。日本人の妻と息子が一人おり、自宅は日本にある。家族に余計な心配をかけないために、司令官職についていることを秘密にしている。

《レステリア・ウィンコンシン》

国連軍総司令部直属の部隊を率いる。設定年齢40歳。
国連軍最強を誇るサイボーグ体を持つ女性で「戦いの女神(アテナ)」として恐れられている。英国貴族の血筋を引く。

《ルース》

セントラルチーム・戦術担当指揮官、大佐。40代後半。

《中山 省吾(なかやま しょうご)》

セントラルチーム技術部に属する技術士官。大尉待遇。チーム・メンバーのサイボーグ体メンテナンスを担当。

友人、その他

《足塚 英次(あしつか えいじ)》

晶子の元クラスメイト。通称エイジ。
国際連合の部局の一つ、情報局日本支部に属するエージェント。アジア系離れした長身の持ち主。

《林 利奈(はやし りな)》

晶子の幼なじみ。ベストレスチーム所属。入隊時20歳。
のちにセントラルチームのスタッフになる。


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